高い現場力とMOVOの相乗効果により
大規模センターのバースをフル回転
日本出版販売
MOVO Berth
推進部門:花王株式会社SCM部門 ロジスティクスセンター 需給計画G 様
花王ロジスティクスは「花王製品」の在庫管理・配送に加えて、小売チェーンの共同配送事業を展開しています。
全国に43ある事業場のロジスティクスセンターでは、物流の上流から下流まで関わっており、堺南RLCは社内輸送に特化しています。
ドライバーの荷待ちでの長時間待機は社会問題と感じていました。実際に花王ロジスティクス全体のトラックの待機時間を集計してみると、全国の荷待ち時間(平均1時間45分 国土交通省・厚生労働省発表)よりも、平均で約5~10分長いことが分かり、改善が必要だと感じました。
バースの受付予約ツールを導入しようと思ってから約半年間検討しました。当初はムーボとは別の2社のサービスを比較検討していましたが、機能が多い分コストが高いこと、拠点スタッフ、ドライバーの方々には複雑で使いづらいだろうことから、導入が難しいと思われました。
そんな時に社内から、ムーボを紹介され、実際にサービスに触れてみたところ操作がシンプルで非常に使いやすいと感じ、堺南RLCで試験的に導入してみることにしました。
導入のタイミングは責任者が立ち合い、予約の誤登録や重複登録などの対応をしましたが、1日使用いただくとドライバーさんも要領を掴んでもらえ、特に問題は起こりませんでした。
朝一や午後一といった特定の時間に1時間以上のトラック待機が発生しやすかったのですが、それを平準化することに成功し、待機時間は5、6分になりました。待機というよりは少し早く着いたトラックが作業開始時間まで待っているだけという感覚です。
他にも効果はあり、庫内の作業効率が上がったことで人件費削減の効果がありました。要因は庫内作業時間の計画が見えるようになったこと、予約時間に合わせて作業終了できるよう意識することで定時で業務が終了するようになったこと、前日のうちに適切な人員計画が立てられ、必要な作業に人員を充てられるようになったこと、などです。
3つ目に場内の安全性の向上です。当初はドライバーの受付場所がバースの中央に位置していたので安全性が心配でした。ムーボがあるので受付を車両が通らない休憩所に移動することができました。
約10の運送会社に活用いただき、車両が多い場合はCSVで予約をしてもらっています。幹線車両には何日も前から予約を入れてもらうこともあります。車両台数の日毎の合計情報は社内システムで保持し、その台数と実際の予約台数を照合して乖離が無いかを確認しています。
前日夜に運送会社さん、もしくは当日のドライバーさんが車両Noを入力しています。拠点の管理者はドライバーさんが何回拠点に来るかの情報を確認し、予約割付時間を決めています。
また、ムーボから取得できるデータを活用して、待機が発生した時の原因把握ができるシステムを社内で作り、振り返りに活かしています。
実際にトラック待機の解消に効果が出ていること、現場も上手に運用が出来ていること、また弊社が初期の導入企業だったこともありアイコンの色や表記の変更など、こちらの要望に対してスピーディーに対応いただいたことなどを考慮して導入に踏み切りました。ムーボを待機時間を削減する仕組みとして施設に標準化することで、花王がDXに対して先進的な企業になっていきたいと思います。Hacobuの将来的なビジョンにも共感しています。
花王様、花王ロジスティクス様ありがとうございました!
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