ドライバーの支持を得たことで運用が定着、
限られたスペースの有効活用で待機大幅削減
丸三冷蔵
MOVO Berth
営業部部長
横山晋伊知郎 様
平和産業運輸は貨物自動車運送事業と危険物倉庫事業を行っています。受付システムを導入した危険品倉庫は消防法第四類のエンジンオイルやケミカルなどの引火性液体類を専門とする保税蔵置場です。横浜港が近いので、輸出入用の荷物の取り扱いが多いですね。
京都や四日市など遠方の工場から長距離トラックで輸送された荷物が朝到着することがよくあります。そうした場合、朝受付が始まる前の時点で既に10台~15台並んでいるような状況です。並びの順番が分からなくなってしまうことが多く、もともと受付のシステムが必要だと考えていました。
本格的に検討を始めたきっかけは、並び順が不明確であることでドライバー同士のトラブルが起きたことです。また倉庫のあるヤードでは他に3社が倉庫を運営していますが、当社倉庫に並んでいるトラックが他社倉庫入口を塞いでしまうといった事態も起きていたため、本格的に検討を始めました。
受付の仕組みを作ろうと考えた時、紙の受付と電話での呼出で運用するアナログの選択肢もありました。ただそれだとつまらないというか・・・上手くいかないのではないかと思いました。システムを利用したほうが、ドライバーや現場の作業員に対してこちらのやりたいオペレーションが伝わりやすく浸透しやすいのではないか、と感じていたのです。
初めにムーボの受付システムを知った時は、このようなシステムがあることを知らなかったので「なるほど」と思いました。数か月後本格的な検討を始めた時に詳しい内容を知り、まさに自分が考えていた運用が実現できそうなシステムだと感じました。価格が安いこともあり、導入を決めました。
受付とSMS呼出を利用しています。到着したトラックはタブレット受付を済ませ、待機をしてもらいます。その後構内で荷下ろしをしている作業員がタブレットを使用して呼出を行い、到着後作業をするという流れです。基本的には番号順に呼出を行いますが、優先順位の高いトラックは先に呼出を行うこともあります。
また、アナログな手法も一部組み合わせています。例えば朝の受付開始前は番号札を使用し、開始後は番号札順に受付システムに入力してもらっています。
呼出するときに使っているのは、「受付状況」の画面ですね。どのトラックがいつ到着したか、一覧で分かるようになっており呼出がしやすいです。
はい、やはり順番に関するトラブルがなくなったことが一番大きかったです。朝受付開始時に「どのトラックが一番先か」ということで現場が混乱することがなくなりました。
ドライバーからも好評です。順番が分からないことや、駐車して待機出来ずに列になっていなければならないのはドライバーにとっても大きなストレスだったようです。
構内の安全性が増したことです。これまでは前のトラックの荷物を整理しきれないうちに次のトラックがどんどんバースに入ってきてしまうこともありました。それが、受付システムを導入し「倉庫側が順番を管理している」ということがドライバーにも伝わったおかげで呼出なしでトラックが入ってくることはなくなりました。おかげで、安全に作業を行うことが出来るようにもなったのです。
また改めて振り返って感じたことですが、これまでトラックの誘導にかかっていた時間など無駄な時間が減り、入出庫台数が増えても問題なく受け入れができる体制になったと考えています。誘導だけでなく、どこに駐車しているか分からないトラックを探しに行くなどの時間もかかっていました。危険品倉庫の需要が増えていることもあり、一年前と比べて売上は増えています。昨年12月には1日あたり平均15台だったトラック入庫台数ですが、今年は日によっては40~50台の時もあります。それでもトラブルや混乱なく受け入れが出来るのは受付システムがあるからだと考えています。
このように台数の確認もデータで簡単に出来ることで、改善も図りやすいので助かっています。
当社がよく使っているのは受付状況の画面なので、表示項目が簡単に変更できたりするといいですね。また管理画面をタブレットだけではなく、スマホなどの端末でも見ることができるようになると構内の作業員が利用できる幅が広がると思っています。今後も新機能追加し使いやすいシステムになっていくことを期待しています。
平和産業運輸の皆様、ありがとうございました!
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