納品先でも配送状況が確認できる仕組みで、顧客満足度が向上
問合せ対応の時間も半減し、災害時も配送状況が即座に把握できるように
レオックフーズ
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動態管理サービス MOVO Fleet
輸送部 部長
佐々木 悠 様
海上コンテナの内陸輸送業を営む吉田運送。日野自動車のコネクティッドトラック※1を活用して端末の装着なしで動態管理サービスMOVO Fleetを利用できるプラン(日野トラックプラン)をご利用いただいています。コンテナ輸送における動態管理の活用方法についてお話をお伺いしました。
※1:日野自動車のコネクティッドトラック・・・ICTサービス用の通信端末が搭載された日野自動車のトラック。2017年5月以降に発売したプロフィアとレンジャー、2019年5月以降に発売したデュトロが対象となる。
当社は茨城県と栃木県でインランドデポを運営し、コンテナラウンドユース※2を中心とした輸送を行っています。輸送にはインランドデポと荷主拠点のショートドレー、インランドデポと港のロングドレーの2種類のパターンがあります。動態管理による位置情報取得を利用しているのはショートドレーの方で、配車担当がリアルタイムの情報をもとに的確にドライバーへ指示を行う必要があります。
今まではGPS搭載の営業無線を利用し、位置情報を取得していました。しかし、連絡手段は携帯電話に切り替わっていたため無線自体は使用しておらず、位置情報取得のみのサービスとしては費用が高いと感じていました。
※2:コンテナラウンドユース…輸⼊に⽤いた後の空コンテナを港に戻さず輸出に転⽤し、空コンテナ輸送を削減する仕組みのこと。
営業の方に話を聞いたところ、ちょうど日野トラックプランがローンチされるタイミングだと教えていただき、月額900円という手頃な価格に驚きました。MOVO Fleetの画面で見ることのできる情報もわかりやすく、導入しない理由はないのではないか、と感じましたね。
サービス選択においては、位置情報を取得していることをドライバーが意識する必要がない仕組みであることも重要でした。いくら効率化のためと言っても、見張られていると感じるのは誰でも嫌なものです。
日野トラックプランの場合は新たに機器を取り付けるなど車両側に変更を加える必要がなく、ドライバーが「見られている」というストレスを感じることなく導入できる点が良いと思います。
大手船会社15社とインランドデポ利用の契約を締結、様々な顧客のニーズに応える
主に二つのシーンで活用しています。
一つ目は、先述の通り配車担当による活用です。次はどのコンテナをピックするか、車両の現在位置と荷主の情報を考慮しながら判断し、ドライバーに指示をしています。
配車室では大きなモニターに映し出している
二つ目は、インランドデポにおける活用です。荷役機器操作スタッフと守衛所から指示しているスタッフがそれぞれ使用しています。インランドデポの中のコンテナの置き場所を考えるとき、すぐに搬出する予定にも関わらず入口から遠いエリアに動かしてしまうと、その後はわざわざ遠くまでコンテナを取りに行かなくてはなりません。どの車両が今デポに向かっているか確認しながら、インランドデポ内のコンテナを動かしています。
荷役機器の操作スタッフ
デポの守衛所
動態管理を利用していない頃と現在を比較した場合、一日のショートドレー回転数が4回から5回に増えました。海上コンテナのショートドレーの回転率を上げるには動態管理は必須だと考えています。
また、以前のサービスとMOVOを比較するとコストは半額以下に下がりました。車番表示ができるのも分かりやすく、現場作業効率化の大きな助けになっています。
吉田運送では『ALL WIN』というスローガンを掲げ、荷主、船会社、陸運業者とコンテナ輸送に携わる各ステークホルダーの皆様に価値を感じていただけるような内陸輸送プロバイダーを目指しています。インランドデポ運営によるコンテナラウンドユース推進がその柱となる事業です。その結果として、ドライバー不足やCO2削減といった物流業界全体の課題解決に貢献したいと考えています。
車両待機削減を始めとしたHacobuの課題解決への取り組みと当社の姿勢は共通するものがあると感じています。
Hacobuは物流業界全体に変革を起こしてくれるような存在ではないでしょうか。海上コンテナ輸送では港湾における待機が大きな課題です。Hacobuのサービスで解決が図れるようになるといいですね。
吉田運送の皆様、ありがとうございました!
自社の運用にMOVOが合うか気になった方は
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