Hacobu»ニュース»お知らせ»大手GMSの関東主力物流拠点においてMOVO(ムーボ)バース管理ソリューションの運用を開始いたしました。複数の予約パターンを組み合わせることで高い予約率を実現いたします。

2018/9/20

大手GMSの関東主力物流拠点においてMOVO(ムーボ)バース管理ソリューションの運用を開始いたしました。複数の予約パターンを組み合わせることで高い予約率を実現いたします。

株式会社Hacobu(ハコブ、本社:東京都港区、代表取締役 佐々木太郎、以下「Hacobu」)が提供する物流情報プラットフォーム「MOVO(ムーボ)」(以下「ムーボ」)のバース管理ソリューションが、2018年9月から埼玉県久喜市にある大手GMSの関東地方向け主力物流拠点において運用開始されました。

今回運用を開始したソリューションの概要

多くの物流拠点でトラックの待機が常態化している大きな要因として、(1)車両を適切に誘導できていないこと、(2)いつ荷積/荷卸できるかわからない不信感から早めに到着してしまうこと、が挙げられます。これらの要因を解消するため、2018年9月から大手GMS物流拠点において、Hacobuの提供するバース管理ソリューションを導入し、納品事業者側と受入拠点側の協力関係をベースに、事前予約の作成から納品当日における物流拠点側での受付・誘導業務までを一貫してオンラインで実現します。これにより接車時間枠の事前予約を標準化し、受付業務を簡略化することにより、ドライバーに信頼される「待たない物流センター」を実現します。

導入後の業務イメージ

今回の取り組みにおける大きな特徴として、バースの予約を登録する主体が納品事業者だけでなく、納品するドライバー自ら実施できる点が挙げられます。また本サービスについては他の大手GMSにおいても既に導入済みであるため、多くの納品事業者は同じ画面から予約先拠点を選択するだけで、いずれの物流拠点に対しても予約を作成することが可能となります。

▲バース管理ソリューション各種名称と関係性

▲バース管理ソリューション各種名称と関係性

 

~前日

① 【ドライバー/納品事業者】前日中に納品事業者側からムーボに拠点へのバース予約を作成する
➢  予約は納品事業者(卸、メーカー等)側の運行管理者だけでなく、委託された運送会社のドライバーから作成することもできる
➢  既に導入済みの大手GMSへの予約にも利用されているシステムであるため、納品事業者側で予約を作成する担当者は1画面から複数の納品先拠点に対して予約を作成することが可能になり、業務負荷を軽減できる
②【拠点管理者】受け取った予約を調整し、作業時間の割当を実施する
③【ドライバー/納品事業者】割当の結果を確認する

当日

④【ドライバー/納品事業者】予約時間に対して遅延が見込まれる場合、携帯電話または予約画面から遅延情報を登録する
➢  予約確定時に受領するURLから遅延連絡用ページを開くことが可能(アプリのインストールは不要)
⑤【ドライバー】拠点におかれたタブレット端末に電話番号を入力し、予約に対して入場登録を実施する
⑥【拠点管理者】予約の情報や遅延連絡、庫内の作業状況をリアルタイムで監視し、作業進捗状況の登録と車両の呼出を行う
⑦【ドライバー】呼出メッセージ(SMS/E-mail)を受領し、指定されたバースに車両をつける
⑧【ドライバー】作業完了後、入場時同様に退場登録を実施する

Hacobuについて

Hacobuは、「運ぶを最適化する」をミッションとして、企業間物流の最適化を目指し、IoTとクラウドを統合した物流情報統合プラットフォーム「MOVO」を提供する会社です。

MOVO(ムーボ)とは

MOVOは、統合的な物流管理ソリューションとして輸配送の課題をテクノロジーを活用して解決することを目指し、トラックが手配しにくい問題(求車)、トラックの位置情報を把握できない問題(運行管理)、そして待機時間でトラックを効率的に稼働させられない問題(バース管理)等を解決するための機能をクラウド型プラットフォーム上で提供しています。

MOVOという名前は、move(移動する)とoptimization(最適化)をかけ合わせた造語です。ミッションである「運ぶを最適化する」という思いが込められています。